2023/05.01
新型コロナウイルス感染症の5類引き下げ~マスク着用について~
今回のコラムは、新型コロナウイルス感染症の5類相当引き下げに伴い、私たちの生活がどのように変化するのかコラムにさせていただきました。
日本における感染症は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」という法律に基づき、最も重い1類感染症から5類感染症の順で分類されているのはご存知でしょうか?
これにより感染者の外出自粛や医療費の負担、マスク着用方法、医療機関への受診方法など、社会が大きく変わっていくことが見込まれます。
おおまかな変更点として
レ マスクは屋内外問わず着用は個人の判断
レ ワクチンは必要な接種の場合は自己負担なし
レ 医療費の扱いについては期限を区切って公費負担を継続
レ 緊急事態宣言、感染者や濃厚接触者の外出自粛要請などの行動制限が無くなる
レ 空港での水際対策が無くなる
上記内容があげられています。
対策は「個人が主体的に選択」という方向に変わることとなりました。
その中で今回はマスク着用に注目してみたいと思います。
コロナウイルス感染症は2019年12月初旬に, 中国の武漢市で第1例目の感染者が報告されてからわずか数カ月ほどの間にパンデミックと言われる世界的な流行となりました。
日本では2020年1月15日に最初の感染者が確認されています。2月頃は全国でマスク不足が続き、各販売場所で早朝から長蛇の列ができ、高額でもマスクを買い占める方々も多く見られました。
今では私達の生活に欠かせないものとなったマスクですが、令和5年3月13日以降は原則として「個人の判断にゆだねる」と決まりました。
これにより、以前まで屋外では原則着用不用、屋内においては一定の距離ができない状況や飲食、会話時にはマスク着用とされていたものが個人の主体的な選択を尊重し、個人判断が基本となりました。今回の見解では「その場に応じたマスクの着用」としていて、マスクをつけるかどうかは、地域の感染状況や周囲の混雑の状況、空間の広さ、その場にいる時間、それに目の前にいる人の重症化リスクなどを考慮して判断し、外出時はマスクを持ち歩き、着用が呼びかけられる場面では着けるとしています。
しかし、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したからといっても、ウイルスそのものの感染力や毒性は変わらないことも忘れてはなりません。過去3年間では高齢者が多く利用・居住する介護施設では、いったん発症者が出ると施設内に一斉に感染が広がり、クラスター化することがよくありました。当社にも毎日のようにコロナ感染した報告が後を絶ちませんでした。
医療機関への受診や高齢者施設への訪問時(訪問介護も含む)ではクラスター化しやすいという問題は今後も同じです。感染防止対策にマスクが効果的な場面もあるとしています。
また、飲食店や交通機関、医療関連などの事業者が、感染対策や事業上の理由などによって、「利用者または従業員にマスクなの着用を求めることは許容される」とされており、しばらくは感染予防のため対応は変わらない事業所も多いのではないかと思われます。
当社は医療、介護、保育に特化した人材会社であり、現場で働く皆様には基本的な感染対策として今後もご利用者様の安全、命を守るために「マスクの着用」「三つの密の回避」「人との距離の確保」「手洗い等の手指衛生」「換気」等の徹底をお願いできればと考えています。
厚生労働省ホームページ参照
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