2020/11.13
派遣とパートの違いとは?自分にとってベストな働き方を選ぼう!
派遣とパートの違いについては「なんとなく都合に合わせて働けそうなイメージ」くらいに捉えていませんか?
当ページでは、そんな方に向けて、双方の違い、メリット・デメリットなどをまとめました。仕事選びの参考にしてください。
◆派遣とパートの違い
主な違いは以下の3つ。1つずつ確認してみましょう。
【働き始めるまでのプロセス】
派遣は登録型派遣、常用型派遣の2種類があります。
登録型派遣の場合、 3ヶ月・ 6ヶ月単位で更新するパターンが一般的、介護業界では2か月更新が多く、保育業界では1度派遣を開始すると、年度末まで派遣期間が組まれることも珍しくありません。
派遣先企業での担当業務が終了したら、派遣会社との契約も終了です。
常用型派遣の場合は、派遣会社に雇用され、社員として派遣先企業で勤務開始。感覚的には出向に近いかもしれません。
パートの場合は、自分で求人を探して勤務先に応募。面接に合格して採用となります。
【雇用主】
派遣とパートの大きく違う点が、雇用主。
派遣の場合は、派遣会社(派遣元)が雇用主で、派遣先の企業で勤務します。登録型派遣、常用型派遣ともに共通です。
ただし、登録型派遣の場合、登録段階では契約を結んだことにはなりません。勤務開始後に雇用契約が発生します。
一方、パートの場合は勤務先が雇用主。たとえばコンビニのレジスタッフということであれば、コンビニを経営する企業(または店主)と直接雇用契約を結ぶことになります。
雇用主の違いで影響が出るのは、給与の支給や社会保険の手続き。派遣は派遣会社が、パートは勤務先が行います。
【雇用期間】
登録型派遣の場合、3ヶ月・6ヶ月単位で更新するパターンが一般的。派遣先企業での担当業務が終了したら、派遣会社との契約も終了です。
契約終了の1ヶ月以上前に、派遣会社のコーディネーターから更新の意思確認をされます。派遣先企業が更新に合意すれば、引き続き同じ場所での勤務が可能です。
ただし、同一の派遣先企業(同一部署)で働くことができるのは、最長3年。もし同じ職場で勤務を継続したい、ということであれば派遣会社に相談して、派遣先企業に直接雇用を依頼してもらいましょう。そこで合意が得られれば、直接雇用契約を結ぶことができます。
直接雇用が叶わなかった場合は、別の派遣先の紹介、常用型派遣(無期雇用)に切り替え、その他安定した雇用の継続を図るため必要な措置、のいずれかを必ず行うため(※)、ご安心ください。
パートも勤務先によっては3ヶ月・6ヶ月・1年単位での有期雇用契約ですが、繁忙期限定の仕事など、明らかに期間限定の業務でない限りは、更新する場合がほとんど。最初から期間を定めずに無期雇用契約を結ぶというところもあるでしょう。
※1年以上3年未満の雇用期間が見込まれる派遣労働者に対しては、努力義務となる。
◆派遣のメリット・デメリット
派遣の特徴からメリット・デメリットを挙げました。
〇自分の条件に合わせた勤務先を提案してもらえる
〇仕事探しから就業後までサポートが受けられる
〇特定のスキルを活かせる(または伸ばせる)職場を紹介してもらえる
〇さまざまな職場で経験を積むことができる
〇スキルによっては高時給
〇同じ職場で働ける期間が最長3年(登録型派遣の場合)
〇契約期間満了(更新されない)の可能性がある
仕事探しの段階で人に相談できる点は、派遣ならではのメリット。就業後にトラブルや悩みがある場合も、担当のコーディネーターにサポートしてもらえるため、安心して働くことができます。
雇用期間が決まっている点は「1つの職場で長く働きたい」という方にはデメリットですが、「さまざまな職場で幅広い経験を積みたい」という方にはメリットと言えるかもしれません。
また、よく話題になる「正社員との待遇面の格差」は、2020年4月1日から導入された「同一労働同一賃金」でこれまでとは違った風向きに。賞与の支給や、福利厚生が派遣先(または派遣元)の正社員と同一になるなど、一部解消される動きがあります。
派遣会社で採用している待遇決定方式はWebサイトに載っているため、気になる方は確認してみましょう。
◆パートのメリット・デメリット
パートの特徴からメリット・デメリットを挙げたので確認してみましょう。
〇プライベートに合わせて柔軟に勤務日数を調整できる
〇求人の件数が多いので選択肢が広がりやすい
〇未経験者歓迎の職場が多い
〇スキルや経験を問わないルーティン業務が多い
〇仕事探しを一から自分でしなくてはならない
〇時給は比較的低く設定されている
パートのメリットは、柔軟な働き方ができること。週単位・月単位でのシフト提出になるため、その時のプライベートの都合に合わせて勤務日数や時間を変更しやすいというのは大きなメリットです。
未経験者、育児中の方に理解のある職場が多く、業務内容も経験を問わないルーティン作業が多いため、チャレンジしやすいのもパートならでは。その分、時給は比較的低めに設定されていること、仕事探しを自分で一から行うことはデメリットといえるかもしれません。
今回は派遣とパートの違いについてお伝えしました。
それぞれの働き方の特徴を知って、ご自身にフィットする働き方を見つけるヒントになれば幸いです。
もし「仕事探しから迷っている」「未経験から特定のスキルを身につけたい」ということであれば、派遣の介護職として働くのもおすすめです。
短時間勤務でお考えの方も、ぜひポートエモーションまでご相談ください。
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