2021/08.25
事務員Sさんが伝えたい~経験を積むことの大切さ~
今回のコラムでは、株式会社ポートエモーションの事務員Sさんが、ご自身の人生経験の中で「経験を積むことの大切さ」について話してくださいました。
私は現在子育てをしている母親です。
私自身思うことですが、「経験を積むこと」は自分に自信を持てるようになる上で、とても大切なことなのだと思います。
10代はどちらかというと、人から与えられたことや、自分自身興味があることに対してがむしゃらに取り組み、楽しむことを覚えました。その年代は怖いもの知らずだったかもしれません。
20代、30代では今まで学んだこと、やってきたことが果たして本当に自分に合うのか、合わないのかを知る期間だったと思います。得ることも多かった半面、失敗や挫折を経験したのもこの年代だったなぁと。
そして、40代、50代では酸いも甘いも知り、周りとの調和を保つために多少諦めることも覚え、物事は自分中心ではなくなり、周りの環境も考えて行動、発言することも多くなりました。
この頃になると自分以外のことでも様々な困難があったなと。
いろいろな場面で岐路に立たせられたり、自ら立ってみたりしましたが、それぞれの場面で乗り越える原動力を身に付け、学んで順応することで自信を持てるようになったからこそ、今の私がいるのだと感じています。
若い方々に伝えたいのは、自分で選択して生きてきた、努力して頑張ってきたことは、どんな内容であれ誇りに思っていいことだと思います。
そして自信を持って生きるには、それまでの過程や失敗、挫折を繰り返し経験することが何よりも大切ということなのだと思います。
『失敗は成功のもと』の言葉どおり、失敗や挫折を経験してこそ経験値は上がると思います。あの時の涙はもう流したくない、次は別のやり方でやってみよう、等。
失敗をしたり反省して改善することも立派な経験値です。
特に、チャレンジ精神旺盛な人は挑戦することも多いので、失敗も増えてきます。
困難を乗り越えてきた数が多ければ多いほど、様々な壁にぶつかってもどう対処すべきか判断することができるようになり、予測して行動することで成功に導かれることも多くになるのではないでしょうか。
また、経験は1人で積み上げていくこともできますが、様々な人との関わりの中で人から学び、自分の未熟さや間違いに気付くということもたくさんあります。自分とは違った発想や意見を学ぶことのできる「生きるための辞書」だと思います。
逆に、反面教師で他山の石など他人の失敗や間違い、劣っている言動や行動が自分のためになるという学びも数多くありますので、「人の振り見て我が振り直せ」のように積み重ねていくことで、良い意味でも悪い意味でも重要なことなのだと思います。
最後になりますが、私は子育てしている親の立場としても、この厳しい世の中でこれから生き抜いていく若い方々に、立ち止まっていても何も始まらないと言うこと、一歩前に進みだし経験することで人生の風景は必ず変わることを知ってもらいたいです。
コロナ感染症は全世界中で猛威を振るい、私達の当たり前の生活を奪っています。
いつまでこの状況が続くのだろう。前みたいに安心して生活することはできないのではないか、と悩んで自暴自棄になってしまう方も多いのではないでしょうか。
この先、どのような未来になるのかは半世紀生きてきた私にも想像できませんが、「自分が今やっていることに意味はあるのだろうか。本当にこれで良かったのか?」と問い続けるような人生なんて送りたくありませんし、誰しも後悔する人生なんて送りたくないと思います。
世の中がどんな状況であれ、こんな風に思う人生にならないためにも、内面も外面も自分磨きは常にして、とにかくチャレンジ精神は持ち続け、いろいろな経験をして、
やりたいことはやれた!悔いはない!・・・と常に思うことができる人生を送ってきたつもりです。
若い方々は「もう終わりだ」「どうせ仕方がない」ではなく「こんな世の中なら何ができるのだろう」と考え、行動に移していただくことが大切だと思います。
でも、無理難題を自分に背負わせて、心も体も疲れて動けなくなってしまっては元も子もないので無理はせず、できなかったらできないでいいと思います。無茶をしないためにも逃げたり諦めたりすることも時には大切です。すべては自分自身の今後のために繋がるのだと思います。
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