2020/12.16
介護職で派遣を選ぶなら知っておこう!社会保険の加入について
求職者の方から「派遣の場合、社会保険に加入できますか?」という質問をいただくことがあります。 答えは、もちろん加入OK!正社員のみ、というイメージが強い方もいるようですが、いくつかの条件を満たしていれば加入することができます。 今回は、社会保険の基本、加入条件について解説。最後に弊社の派遣スタッフさんの福利厚生についてもご紹介します。
まずは社会保険の基本についておさらいしましょう。
社会保険とは、「国民の生活を保障すること」を目的にした、日本の社会保障制度の1つ。混同されがちですが、民間企業の生命保険などとは違うものです。企業と従業員の双方で保険料を負担するのが特徴で、条件を満たしている人を対象に、加入が法律で義務付けられています。
社会保険の種類は「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労働者災害補償保険」「介護保険」の5つ。概要を下記にまとめましたので参考にしてください。
会社員・その家族を対象として、病気やケガ、出産、死亡時に保険給付を行う制度。
健康保険は、全国健康保険協会が保険者の「全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)」、会社・業種ごとの健康保険組合が保険者となる「組合管掌健康保険(組合保険)」の2種類に分かれています。
病気やケガをした際の医療費は、自己負担が3割、企業負担が7割。保険料は企業と従業員の折半です。
会社員を対象とした保険制度で、給付の種類は3つ。
原則65歳から給付が開始される「老齢厚生年金」、所定の障害にある人を対象とした「障害厚生年金」、被保険者の死亡時に生計をともにしていた遺族を対象とした「遺族厚生年金」に分かれています。
保険料は企業と従業員の折半。給付条件として、厚生年金の加入期間、国民年金の納付期間と免除期間などを合算して、保険料の支払いが25年以上あることが必要です。給付額は、保険料を納めた期間、免除期間によって異なります。
失業した方を対象に、再就職支援を行う制度。週に20時間以上(週2〜3日勤務以上の方)・学生以外が対象です。
保険料は企業と従業員の双方で負担しますが、負担割合は業種によって異なります。
給付内容は、失業時に給付金を支給する「求職者給付(失業保険)」のほか、「就職促進給付」「教育訓練給付」「雇用継続給付(高年齢雇用継続給付や育児休業給付、介護休業給付)」の4種類。再就職の意思がない場合は保険給付を受けることはできません。
業務中や通勤中に発生したケガや病気、障害などに対して給付を行う制度。雇用形態を問わず、働いている人全員が対象です。
給付内容は、療養時の現物給付(労災病院、労災指定医療機関の場合)、またはその費用が給付される「療養補償給付」のほか、「休業補償給付」「障害補償給付」「遺族補償給付」など。保険料は全額、企業が負担します。
要介護・要支援認定を受けた高齢者が、必要な介護サービスを受けられるようにするための制度です。
会社員の場合は40歳以上で被保険者となり、保険料の支払いが発生。
被保険者は「第1号被保険者(65歳以上)」「第2号被保険者(40歳以上65歳未満で医療保険に加入)」に分類され、保険料の算定方法が異なります。
派遣スタッフの加入条件はどのようなものか、保険ごとにまとめましたので参考にしてください。
契約期間が2カ月を超え、下記の①②どちらかに該当する方が加入対象です。
①労働時間・所定労働日数が派遣会社の正社員の4分の3以上
派遣会社の正社員の労働時間(1日または1週間)・所定労働日数(1ヶ月)が、正社員の4分の3以上となる場合が対象です。
《例:正社員の労働時間が1日8時間、週5日勤務、所定労働日数20日の場合》
1週間の所定労働時間が30時間以上、月15日以上勤務の方が、社会保険の加入対象となります。
派遣会社の正社員の労働時間・所定労働日数により、4分の3基準が変わるため、くわしくはお問い合わせください。
②下記の条件をすべて満たしている(労働時間・所定労働日数が正社員の4分の3未満の方)
1)1週間の所定労働時間が20時間以上
2)1年以上の雇用が見込まれる
3)月額の賃金が88,000円以上
4)会社の従業員数が501人以上(500人以下でも社会保険加入について労使で合意した会社に勤務している)
5)学生ではない(夜間・定時制・通信を除く)
1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用が見込まれる方が加入対象です。
労働者を1人でも雇用する企業に、加入が義務付けられているため、就業の時点で自動的に被保険者となります。
※制度の内容については2020年11月時点のものです。最新の情報については官公庁Webサイトをご確認ください
弊社では、スタッフさんに安心して働いていただけるよう、前項で解説した社会保険のほかに以下の福利厚生制度を導入しています。
✔安全衛生費用を全額負担
✔介護士、看護師、保育士向けの賠償責任保険費用を負担
✔産休、育休制度、延長保育手当
✔産業医の配置
✔退職金制度
✔社宅(水道光熱費込の家賃)
✔ファイナンシャルプランナーの配置
✔資格取得支援制度(条件あり)
✔各種研修の実施
このほか、育児中の方をサポートしたい気持ちから、保育施設「ポエモ」を運営しています。
看護師を配置し、病児・病後児・体調不良児の保育にも対応。医師と連携しながら、大切なお子さまをお預かりします。
福利厚生制度の詳細はWebサイトにも掲載してますので、下記『選ばれる理由』からご覧ください。
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今回は、派遣として働く場合の社会保険について解説しました。希望される勤務条件と照らし合わせて、確認してみてください。
ポートエモーションでは、社会保険制度に関するコンプライアンスの徹底に加えて、福利厚生制度を充実させています。すべては「スタッフさんが働きやすい環境を作りたい」という思いからです。もし、現在の働き方についてお悩みでしたら、一度相談してみませんか?
弊社のコーディネーターは、全員が介護関連資格を取得し、施設勤務の経験がある者です。
これまで蓄積したノウハウと現場視点で、あなたにぴったりの職場をご提案します。
介護業界が初めてという方も大歓迎。お気軽にお問い合わせください。
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